北海道警門別署は18日、自宅兼老人介護施設で医師の父親(59)の頭部をボーガンで撃ったとして、殺人未遂の疑いで、日高町富川南の介護士谷井護容疑者(29)を逮捕した。

逮捕容疑は11日午前10時ごろ、父親の頭部を狙ってボーガンで矢1本を撃ち、殺害しようとした疑い。父親はボーガンの矢が下唇を貫通する軽傷を負った。署によると、谷井容疑者は「父親を殺害する目的で矢を撃った」と容疑を認めている。

署によると、谷井容疑者は施設で父親と働いており「父親の指導に、ストレスや不満をためていた」と話しているという。父親がコミュニティールームに入ってくるのを待ち伏せ、撃ったとみられる。ボーガンは4月にインターネットで購入したとみられる。父親は事件を通報しなかった。

谷井容疑者は両親、姉の4人暮らし。谷井容疑者は12日朝から行方不明になり、心配した姉が16日、署に捜索願を出し、17日に道南の森町で発見された。