安倍晋三首相は19日、国会内で行われた党首討論で「私はめったに激怒しない人間だと、だいだい自民党では理解されている。円満に生きているつもりだ」と、自己分析した。

「老後2000万円問題」について記された、金融庁・金融審議会作成の報告書を見た首相が「金融庁は大ばかものだ。こんなことを書いて」と言って激怒したと、一部で報じられたのを受けて、国民民主党の玉木雄一郎代表から「事実ですか」と問われたのに対し、答えた。

首相はその上で「大切なのは、国民に誤解を与えない資料をつくることではないか」と述べた。「大ばかもの」と発言したことの真偽については、明確に否定しなかった。