シドニー五輪の柔道銀メダリスト篠原信一氏とロンドン五輪体操日本代表の田中理恵氏が21日、都内で「日刊スポーツ春季コンクール 第10回東京百傑2019」の受賞パーティーに出演した。

日刊スポーツの販売で優秀な成績を収めた朝日新聞販売店の社員らが70人以上参加した会合のトークショーゲストとして登壇。自身の競技生活を振り返ったほか、約1年後に迫った東京五輪の見どころなどを語って盛り上げた。

現役時代の練習について聞かれた篠原氏は「僕らの時代は毎日、朝に1時間くらい走るのをやってたんですけど、あれ、必要だったんですかね?」と笑わせ、田中氏は「体操の練習のつらさを考えたら、今なら何でも頑張れる気がします」と振り返った。

また、来年の東京五輪に向けて篠原氏は「73キロ級の大野将平はすごいですよ。金メダル、間違いないんじゃないですかね。敵なしですよ」と大絶賛。「団体戦、これも男女ともに面白いですよ。負けるにしても、一本なのか技ありなのかで(チームの勝敗が)変わってきたりしますからね」と柔道の見どころを紹介した。

田中氏は「たくさん注目選手はいるんですが、内村航平選手の復活劇も見てみたいですね。女子は寺本明日香選手がエースとしてずっと頑張っているんですが、3回目のオリンピックに出られるのか注目です」などと語った。

2人は参加者との記念撮影に応じるなど、最後までパーティーを盛り上げた。