自民党の小泉進次郎厚労部会長(38)は10日夕、地元の神奈川県横須賀市の小学校で開かれた夏祭り会場に姿をみせた。7日にタレントの滝川クリステル(41)と結婚会見を開いた後、公の場に現れるのはこの日が初めてで、参加者から盛大に祝福された。

浴衣に、紺地に白で「進次郎」と書かれた法被をはおり、会場に入った進次郎氏には「結婚おめでとう」の声が、あちこちから寄せられた。家族連れが多く、写真撮影の際は自ら「子どもたち、おいで」と呼び集めた。年明けにパパになる進次郎氏は、参加者の赤ちゃんも積極的に抱っこ。泣いてしまう子もいたが、わが子を抱くシミュレーションになったかもしれない。

夏祭りめぐりは政治家の恒例行事。進次郎氏も毎年、今回の会場を含めて地元の祭りを回って有権者とふれあうが、今年の歓迎は特別だった。取材に「ここには毎年のように来ていますが、(結婚直後の)こんな状況でも来てくれたんだと言っていただきうれしかった。地元っていいですね。皆さんの温かさにあらためて感謝したい」と表情を崩した。「おめでとう」の数は「正直、選挙で当選した時以上です」とも話した。

そんな地元の祝福も踏まえて「結婚してあらためて、政治家は1人ではできないものだと痛感している」と話した。この日、滝川にかけられた言葉を問われると「そこは、自然に。体気をつけて、って」。結婚を電撃発表した7日を「1日の流れがジェットコースターのようだった」と振り返り、「結構疲れがあります。(滝川にも)おなかの子どものことを最優先に、大切に静かに時間を過ごしてほしい。(私からは)行って来るね、と」。

お盆の期間も「できる限り静かに過ごしたい」と話し、滝川とおなかの子ども、愛犬アリスという家族で、穏やかに過ごす計画を明かした。【中山知子】