囲碁の第28期竜星戦本戦トーナメント準決勝、許家元八段(21)対上野愛咲美女流棋聖(17)戦が、14日午後8時からCS番組で生中継され始めた。

白番(後手)の上野は女流棋士として、国内の棋士全員に参加資格がある棋戦で初の決勝進出を目指す。2回戦では村川大介十段(28)に勝って、4強入り。前期、藤沢里菜女流本因坊(現4冠)のベスト8を上回った。

若手限定戦に限れば、97年には新人王戦決勝3番勝負で青木喜久代七段が山田規三生七段に連敗し、準優勝。06年の広島アルミ杯若鯉戦(一発勝負)では、謝依旻三段が李沂修二段(段位はいずれも当時)を下し、女流棋士として初めて、男性棋士との合同棋戦で優勝している。

竜星戦は1手30秒、途中1分ずつの考慮時間が双方10回ずつの早指し戦。終局は午後10時ごろの予定。