小泉純一郎元首相は15日、茨城県日立市で「わたしたちの未来を語る」と題して、講演した。

自身が原発ゼロを訴えている立場から、今回、環境相として初入閣した次男の小泉進次郎氏に対して「将来、原発をなくして、自然エネルギーで発展できる国にしてほしいなあと思っている」と述べ、原発のない国づくりへの思いを、進次郎氏に託した。

約1時間半の講演の中では、進次郎氏のことには触れなかったが、講演後、聴衆からの求めに応じて、苦笑いしながら言及した。

「今回、入閣したんだけれど、頑張ってもらいたいと思っています」とエールを送り「彼は勉強家でね。私より勉強している。環境は日本でも世界でも、いちばん大事な問題。環境大臣で、良かったなと思っている」と、話した。