年末の風物詩、「『現代用語の基礎知識』選 2019ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート30語が6日、発表された。

まさか「おむすびころりんクレーター」ノミネートに宇宙航空研究開発機構(JAXA)も驚きだった。

開発した小惑星探査機「はやぶさ2」が4月に小惑星「りゅうぐう」の表面に衝突装置を用いて人工クレーターを形成する実験に成功した。

「はやぶさ2」のプロジェクトチームは人工クレーターに愛称をつけた。「付近にある、おにぎりのような形の岩が転がり落ちそうなくぼ地であるため、おとぎ話の『おむすびころりん』より名付けた」。「りゅうぐう」はおとぎ話「浦島太郎」の竜宮から命名している。遊び心がノミネートされた研究者たちは「とても有名な賞にノミネートされたことに驚きと喜びを感じています。これを機会に「はやぶさ2」ミッションや小惑星りゅうぐうについてより広く知ってもらうことができれば望外の喜びです」と話していた。