パシフィコ横浜で開催されている釣りフェスティバル最終日の19日、釣り界その年のキャンペーンガールを決定する「アングラーズアイドル2020」で、ブラックバス釣り1年の一木花漣(いちき・かれん)さん(26)が栄冠を勝ち取った。

最終選考に残った10人の中でもっとも釣りをしていたのが一木さんだった。昨年の釣行回数は約50回とほぼ毎週。茨城・霞ケ浦をホームにブラックバス釣りを楽しんだという。最長は50・5センチと三島湖で釣り上げたという。得意のリグはテキサスで「水の中を地形を想像しながら、流れとヒットする時間を予測して、ブルンと当たった直後に喜びを感じる」と話した。

選考理由としては「釣り歴は浅いながら、釣りへの愛にあふれ、落ち着いた立ち振る舞いの中でも内に秘めた静かな情熱がしっかり伝わってきました」と舞台上での堂々とした所作に触れ、さらに「一木さんならば釣りの楽しさを象徴する存在として、自身の経験を通して世の中に広く爽やかに釣りの魅力を発信していただけるものと確信しました」と、今後の釣り普及などの一木さんの活動についても期待を寄せた。

アングラーズアイドルになるために今回努力したこととして、今の時代らしく「SNSでの呼びかけをいろいろと考えました。この経験をこれからの活動で生かしたいです」と元気に答え、バス釣り以外の釣りは未経験のため、釣った魚をたべたことがないという。「出身が熊本でしょう油が甘口。買ってきたタラやキンメダイで煮付けはつくったことがある。釣った魚で料理してみたいです」と明るく話した。」

今後、釣りたい魚としたは「大物は釣り上げてみたいです。両手を伸ばすぐらいの大きな魚が目標です」と希望を膨らませた。舞台などでの芝居をする女優で、知人からはシェリーや元乃木坂46の西野七瀬に「似ているといわれます」と白い歯をみせた。