安倍晋三首相は4日の参院予算委員会で、全国的にマスクが不足する一方、インターネット上で、高額で転売しようとする動きが止まらない問題について「至急、対応しないといけないと思っている」と述べ、何らかの措置を取る意向を示した。

 

国民民主党の森裕子議員の質問に答えた。

 

対応の仕方については「どのような手段を使って、強制力をもって対応できるのか、今早急に詰めている」と述べた。

 

首相は、マスク不足について「そもそも供給の多くを、中国に依存していた事実がある」とした上で「限られた生産量の中、最大限(生産力を)発揮してもらえるよう業界にもお願いしている。すでに生産をやめているところにもお願いし、売れ残ったら国が買い取るということも申している」と、増産体制を急いでいると説明。

 

その上で、医療機関や介護施設、保育所などを念頭に「優先順位をつけて、供給していきたい」と述べた。