大阪の繁華街・ミナミの雑貨店などの店頭に並ぶ「ナゾノマスク」の値崩れが起きている。ドラッグストアやコンビニ、スーパーではマスクの品薄が続いているが、11日も大阪の街頭では、店頭などに箱や袋に入ったマスクが並んでいた。 使い捨てマスクの箱が積み上げられていた大阪・ミナミの店先には「地域最安値」として、「50枚入り 1980円、税別」の貼り紙も。店員の男性は「以前は50枚入りで4000円前後だったが、いまはモノにもよるが、2000円前後になっている」。中国などからの輸入品が多いとみられるが、流通経路など「ナゾ」も多い。

大阪市内では4月中旬から街角に並び始め、「マスク」を扱う店は急増していった。ある店員は「5月に入り、ライバル店が多くなり、値下げせざるを得なくなった」と嘆いた。

一方でプライスダウンについて「中国からの仕入れ値が安くなっている」と話す関係者もいる。街頭にあふれる「ナゾノマスク」は飽和状態になり、値崩れが起きているようだ。