尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(73)が、かつて実施されていた「ゆとり教育」を「大正解だった」と肯定し、“脱ゆとり教育”が現在のオンライン教育の遅れの一因となっていると指摘した。

尾木氏は、14日「ゆとり教育は大正解だったのに」のタイトルでブログを更新。「ゆとり教育は間違いだったって、まだ思い込んでおられる方 みなさんの中にもきっとおいでになるのではないでしょうか?マスコミの方々も未だにゆとり教育をバッシングする方もおられるぐらいですから」と書き出し、「円周率3・14を『3』と教えている教科書は1社もないのに、ただ計算上3で計算してもよいと扱っただけなのに、3と教える.学力低下する。だから塾へーーと言う大キャンペーンにメディアまでつられて、新聞もテレビもゆとり教育反対の大キャンペーンをはってしまったのです」と当時の報道に言及した。

15日のブログでは「日本全体的にオンラインに弱すぎるのはゆとり教育やめたからというのも大きな背景の一つ」だとし、「『来るべき時代の新しい変化』読み取る能力、よほど苦手なのでしょうか?・授業で電卓使うことも抵抗感ありましたし・ましてやスマホやパソコンには拒否反応さえ・海外じゃ常識だったのにーー時代の新しい変化読み取るのは苦手? コロナ時代に困りますねー」と嘆いた。