新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を受けて開館を延期していた「SOMPO美術館」(東京都新宿区西新宿1の26の1)が、10日に新美術館オープンする。前日の9日、報道陣向けに内覧会が行われた。

美術館に到着して最初に出迎えてくれるのは、損害保険ジャパン株式会社本社前庭に設置されたゴッホの「ひまわり」。原寸大の陶板複製画は、触れることが出来るので、作品の凹凸まで感じられるオブジェになっている。主役は館内にある「ひまわり」。作品をより一層身近に感じてもらえるよう、透明度の高い無色のガラスで囲まれている。今までになかった距離感で、よりリアルなひまわりを観ることを可能にしました。

中島隆太館長(62)は「この美術館のブランドメッセージは“この街にはひまわりがある”です。ひまわりが、そこにある、日常的にある、普通にある。ふらっと入れる美術館を目指しています。どうぞ気軽にお立ち寄り下さい」と多くの絵画ファンの来場を期待した。