河野太郎行革担当相は18日、17日に自身のホームページに設置したばかりの「行政改革目安箱(縦割り110番)」について、新規受け付けを一時停止するとツイッターで発表した。予想をはるかに超える数の意見が殺到したためで、「いただいたご意見の整理を行います」と説明。再開の際は、ツイッターで発表するとしている。

菅義偉首相直々の要請で、大臣就任翌日にスピード設置した「目安箱」だが、反響は想定以上。河野氏の言動への関心の高さを裏付けることにもなった。

河野氏は、寄せられた意見のすべてに目を通す方針だ。17日午後の開設直後に約700件だった投稿は、夜までに3000件近くまでに増えたという。河野氏はツイッターで「ご協力誠に感謝申し上げます」と謝意を示した。当面は内閣府のサイトにある「規制改革ホットライン」で意見を受け付けるとしている。

「行政改革目安箱」は、菅首相が掲げる「省庁の縦割り打破」を後押しするための施策。「無駄な規制、仕事を妨げている規制、役所の縦割りで困っていること」などについて情報提供を要請。「霞が関の住民からのインプットも歓迎します」と官僚たちにも呼び掛け、話題となっている。