新型コロナウイルスの収束が見通せない中、19日からの4連休では、全国の観光地に多くの観光客が訪れた。5月の大型連休時、観光客が1日約200人だったという鳥取砂丘では、山陽京阪神からの観光客を中心に、21日には9397人が訪れた。砂丘の管理などを行う自然公園財団鳥取支部の担当者は、昨年同時期は1日約3000人だったといい「天候も良く、Go Toも開始され、全体的に旅行、お出掛け気分になったのでは」と話した。

観光客の約7割が東京をはじめとする首都圏からだという神奈川県の箱根町もにぎわいを見せた。箱根町観光協会の担当者は「例年のピークに近い。宿泊施設も満室が多く、間違いなく、今年一番人が多かった」と話した。コロナ禍で観光の町として大打撃を受けた。久しぶりの活気にも「収束していないので、手放しでは喜べない。今後のコロナ対策も、観光客とともに作っていく」と話した。【佐藤勝亮】