菅内閣の厚労副大臣に就任した自民党の三原じゅん子参院議員(56)が17日、都内のホテルで参院議員在職10年記念のパーティーを開いた。

人気ドラマ「3年B組金八先生」で共演した恩師、「金八先生」こと俳優武田鉄矢(71)が駆けつけ、教え子を祝福した。あいさつに立った武田は、三原氏と共演した人気ドラマ「3年B組金八先生」の撮影当時を振り返った。演出家に頼まれ、武田の訴えで生徒全員が涙を流さなくてはならないシーンがあり、大変苦労したというエピソードを披露。その際「不良役の麗子(三原氏の役名)が、最初に涙を落としてくれた」という。

「横にいる三原じゅん子は、自慢の教え子です。日本の女性が悲しむことや、問題がありましたら、トップバッターで涙を流すような女性議員であってください」と、独特の表現でエールを送った。三原氏は「心からお礼申し上げたいと思います」と、感謝の言葉で応じた。

会合には、選挙区が同じ神奈川県の小泉進次郎環境相も駆けつけた。「武田鉄矢さんが私よりも先に来られているのにもかかわらず、あいさつの時間を先にして頂いて恐縮な気持ちでいっぱいです。三原先生、短く終わりますね」と身を縮ませ、笑いを誘った。

進次郎氏は「(話は)1点だけです」と切り出し、寒暖差などで起きる「ヒートショック」を防ぐために、環境省が取り組む住宅のリフォームを促す環境省のキャンペーンについてアピール。コロナ禍で自宅で過ごす時間が増える中、快適性を向上させられるという利点を挙げながら、厚労省との連携強化に意欲を示した。

安倍晋三前首相もあいさつに立ち「三原じゅん子へご支援頂けますよう、よろしくお願い申し上げます」と、語った。【沢田直人】