来年の東京五輪開催に向けた「五輪シンボル」が1日、お台場海浜公園(東京・港区)の海上に帰ってきた。5色の五輪マークをモチーフとした巨大モニュメント(横32・6メートル、縦15・3メートル、幅1・7メートル)は今年1月に設置されたが、開催延期決定後の同8月6日に一時撤去。横浜市の造船工場で点検やメンテナンスが行われ、この日午前に再設置された。今回は裏面も塗装され、全方向から楽しめるよう改良。海路で輸送し、海底に8カ所設けられている重りにダイバーがワイヤで固定して完了した。午後6時15分から同10時までは点灯される予定だ。

東京都オリンピック・パラリンピック準備局の柳清水篤史課長は「コロナ感染症の厳しい状況は続きますが、ぜひシンボルを見に来て、大会をより身近に感じていただきたい。裏面も5色の塗装がされたので、いろいろな場所からご覧いただきたい」と願った。