大ブームとなっている吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)氏の漫画「鬼滅の刃」の最終巻となる23巻が4日、発売日を迎え、都内の大手書店では開店前から行列ができた。

池袋のジュンク堂書店では、開店時間が午前10時だが午前9時30分には、すでに最終巻を求める客の列ができていた。店員が長くなった列を2列にし、歩道の妨げにならないよう対応。一時約70人程が並び、先頭の30代会社員男性は、埼玉県所沢市から来たという。「仕事のついでに並びました。9時過ぎから大体1時間ぐらい並んでいます」と明かした。

新宿の紀伊国屋書店は午前10時30分開店だが、店頭で「鬼滅の刃」の販売特設スペースを設け、開店よりも前に販売を始めた。スーツ姿の30代会社員男性は「家族みんなが好きなんです。先に読むのは奥さんですね。次に子どもが読んで、私は恐らく最後です」と笑った。

「鬼滅の刃」は、2016年2月から「週刊少年ジャンプ」で連載スタート。最終23巻の初版発行部数は395万部で、コミックス1~23巻の累計発行部数は電子版を含み1億2000万部を突破した。