探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」から大きなクリスマスプレゼントをもたらした。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は24日、りゅうぐうから地球に持ち帰った物質のサンプル量が予想を上回る量だったことを発表した。この日までにカプセル内のA、B、Cの各3室すべてが開封されて「予想をはるかに超える量だった」(臼井寛裕JAXA教授)。

A、C室ともに1ミリ以上の粒子が多数確認され、地下物質を採取した可能性があるC室には「1センチ近いサイズを含め、多数の粒子が確認され、A室もその半分ぐらい。B室も細かい粒子があり、肉眼でも確認できた」(臼井氏)。C室からは人工クレーターの形成に使用した弾丸を包んだアルミ箔(はく)と思われる金属も確認され、今後も分析作業が継続される。

6日にカプセル分離を成功させた、はやぶさ2は現在、地球から約700キロ離れた宇宙空間を航行中だ。地球から100億キロのかなたにある小惑星「1998KY26」探査の最終ミッションへ、約11年を要する長旅を続けている。