東京都の新型コロナウイルスの感染者が13日、新たに1433人確認され、累計は7万8566人となった。

直近1週間の検査の平均の陽性率も昨年12月30日から感染状況の指標で「爆発的な感染拡大」とされるステージ4の基準である10%を超え、都が公表している最新の12日現在の陽性率も14・2%と高止まりが続く。

循環器及び感染症専門の愛知県医科大・後藤礼司医師は、高い陽性率について「純粋に感染している人が増えている」とした上で、「コロナの症状の発熱や味覚症状が出ている人、濃厚接触者など、疑わしい人に適切に検査がされているということ」と分析する。

後藤氏は、今後の感染者数の推移について「何回も予想を裏切られてきた。12日に(東京の感染者は)900人台となり、このまま減った方が良いと思っていたところに今日の感染者数。今後の数字は読めない」。「数値はどうであれ、手洗いやうがい手指消毒、体力をつけてクラスター形成を予防する感染対策を取ること変わらない」と改めて呼びかけた。【沢田直人】