英首相官邸で「ネズミ捕り長官」を務める猫のラリーが15日、就任10年を迎え、国民からお祝いを受けている。

官邸はフェイスブックで「今日は、ダウニング街10番地で猫のラリーの10年を祝っています。2011年2月15日にネズミ捕り長官に任命されて以来、彼は英国民の心を巧みにとらえてきました」と報告。官邸前の取材のアイドル的存在だけに、英メディアも特集を組むなど祝っている。

英メディアによると、ラリーは14歳のオス。野良猫だったが、動物保護施設にネズミ捕りの技術を見込まれて、官邸に送り出され住人となった。以来、キャメロン氏、メイ氏、ジョンソン氏と3代の首相に仕えてきた。

官邸は、ラリーの日常について「ゲストを迎えたり、セキュリティーを検査したり、アンティーク家具の昼寝の質をテストしている」と紹介しているが、肝心のネズミ捕りについては「ラリーは、これはまだ戦術計画段階と話している」と伝えている。