前東京都知事の舛添要一氏(72)が、五輪相を務めた橋本聖子氏(56)が東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会の新会長に就任したことを受け、「国会議員も辞めるべきだ」とした。

舛添氏は18日、ツイッターを更新し、橋本氏の新会長就任に言及。「橋本会長人事には政治的意味がある。7月4日に都知事選、秋までには衆院選だ。官邸・自民党はこれら選挙で、小池都知事と対決することを決定したということだ。どちらが東京五輪を上手く利用できるかが選挙の帰趨にも影響する。小池『4者会談欠席』発言以来、政治決戦の火蓋はとっくに切られている」と私見を述べた。

橋本氏は新会長選出にともない、国務大臣規範(兼職禁止)により、五輪相は辞職したが、舛添氏は、「私は都知事のときに組織委の森会長と東京五輪の準備を進めたが、森さんの健康状態もあって、万が一のときを考えた。そのときの了解事項は、政治家が就任するときには国会議員の職は辞するということであった。そうしないと、五輪憲章がうたう政治的中立性が担保されないからだ。今回は例外なのか」とし、橋本氏が国会議員を続けることに疑問を呈した。

続くツイートで「橋本聖子氏は、組織委会長になるのなら国会議員も辞めるべきだ。五輪憲章違反で、IOCが困ることになる」とし、「私は北海道白老に家があったし、馬主として多数の競走馬を持ち、橋本牧場からも馬を購入した。いろんな事情を知っているので、彼女のことを思って会長就任には反対だった」と付け加えた。