大阪府は6日午後に新型コロナウイルスの対策本部会議を開催し、政府に対する緊急事態宣言の延長を要請することを決定した。

会議後、吉村洋文知事(45)は「大阪の感染者数は極めて厳しい状況が続いている。医療提供体制も極限の状態にある。重症者数は第3波の2・5倍。重症化の速度も速い。国に延長を要請をする判断をした」と述べ、「なんとか感染の山を抑えて、この危機的な状況を乗り越えたい」と府民に協力を呼び掛けた。

延長の期間について「国と協議をしている」と明言を避けた。政府は延長の際には、大規模商業施設の措置の緩和も検討しているとみられるが「国と協議中だが、措置を緩めるべきではないと思っている」と危機感をにじませ、政府との“バトル”も示唆した。