横浜市戸塚区のアパートから逃げ出した体長約3・5メートル、体重約13キロのアミメニシキヘビ捜索は13日、午後も雨の中で、警察、消防、ボランティアなどが捜索を継続している。

6日に行方が分からなくなって以降、目撃情報はない。午前中には日本爬虫(はちゅう)類両生類協会の白輪剛史理事長らが協力し、エサ用の死んだネズミをかごの中に置いて自宅周辺5カ所に設置した「おびき寄せ作戦」を実行。白輪氏は「人が探すのではなく、おびき寄せる方法をとります。夜行性なので昼間はなかなか難しいかもしれませんが、明日の朝くらいまでに、においに誘われて出てきてくれるかどうか…」と期待した。

午後には、2階アパートからの逃走経路を飼い主と一緒に再度、検証。ベランダや雨どいには、生きものが通った大きな形跡などが見つからないことから、同時進行で室内から逃げていないことも想定に入れ、飼い主は部屋内をもう1度整理しながら、ヘビが家の中にいないかの確認作業を継続している。

飼い主は「どうにか見つかってほしい。わらにもすがる思いです。正直、もっと早く見つかると思っていたが、皆さんに大変ご心配をかけてしまって、申し訳ない気持ちです」。一刻も早く解決を望んだ。【鎌田直秀】