横浜市でアミメニシキヘビを捕獲した日本爬虫(はちゅう)類両生類協会の白輪剛史理事長に、千葉県柏市などで目撃情報が相次いでいる絶滅危惧種の“怪鳥”「ミナミジサイチョウ」についての質問や取材依頼が殺到している。

4日、TBS系の情報番組「ひるおび!」に生出演。体感型動物園iZoo(静岡県河津町)園長の立場として解説した。

アフリカに生息するミナミジサイチョウの特徴に関し「動物園でもわりと飼われている鳥。気性はおとなしい。ワシントン条約にも非該当なので比較的輸入しやすい」。一昨年に茨城県内の猛禽(もうきん)類を扱うペット販売店から逃げ出した鳥で、捕獲に至っていない状況だが「雨が苦手。羽がぬれていると飛びにくいので捕まえられる可能性が高くなる」と捕獲のチャンスであることも指南した。

さらに、中国の市街地に群れで現れて話題になっているアジアゾウに対しても、見解を述べた。

iZooでは爬虫(はちゅう)類、両生類を中心に鳥類も飼育しており、他の動物にも詳しいことから、ミナミジサイチョウへの問い合わせも白輪氏に殺到。

白輪氏は自身のツイッターで「お問い合わせが増えていますが、私はミナミジサイチョウの捕獲には行っていません。何でも私に依頼が来る訳ではありませんのでご理解よろしくお願いします」と困惑していた。