大阪府は7日、対策本部会議を開き、11日に期限を迎える新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置について、政府に延長を要請することを決定した。

会議の冒頭、大阪府の吉村洋文知事(45)は府内の新規感染者数について「大きな感染の山は抑えられている。たださまざまな状況を分析すると、明らかに感染再拡大の兆候がみられる」と警戒を強めた。

府内の新規感染者は6日時点の直近1週間平均の感染者数は約113人。前週比よりわずかに増加している。

延長要請を判断した理由として、デルタ株(インドで確認された変異株)の増加や、20、30代の感染者数の増加などを挙げ、延長幅について吉村知事は「高齢者への2回目のワクチン接種が7月末でほぼ終了する。ワクチンが届くまで大きな波を起こさせない努力をすることが重要」と7月末まで期間をメドにしたいとした。