平井卓也前デジタル相が、牧島かれん新大臣への引き継ぎ式で「デジ女をつくりたい」などと発言したことに対し、ネット上では疑問の声などがあがっている。

5日にデジタル庁の新旧大臣引き継ぎ式が行われた。平井氏は後任の牧島氏の経歴を紹介するとともに、「自民党の中で最初のデジ女をつくろう、と。我々がデジ女をつくりたいということで、牧島さんにはずーっと最初から頑張ってもらいました」「デジ道を全うするデジ女として頑張ってもらいたい」と語った。

ツイッター上では、“デジ女”などの表現に不快感を示すコメントが続出。日本テレビ系「news zero」の水曜パートナーを務めるクリエーティブディレクターの辻愛沙子氏は「は?『つくる』って何様? だし、『デジ女』って何? 牧島さんが牧島さんだから登用されたのであって、『女だから』とアイコン化して道具みたいに話すこの神経意味不明すぎる、まじでグロテスク」と批判し、「一国の大臣すら『〇〇女』呼びされてアイコン化され、評価が能力によるものではないかのように軽視される訳ですよ。そりゃ民間でいくら会社経営で成果を出そうが、研究分野で論文を発表しようが、五輪でメダルを取ろうが、女であるだけで軽視されるわけだわ」と憤った。

フリーアナウンサーの長野智子も「今さら『デジ女』って。。何言ってるの、この人。。」とコメント。ブロガーで作家のはあちゅうさんは「デジ女...ウケたい、キャッチーな言葉出さなきゃ、ってなったおじさんがよく出す言葉の傾向だな...と理解するけど これ、男性の口から出ると女性軽視ニュアンスが出ること、そういう言葉が広がることが女性の地位を下げること、この機会に知ってほしいな」とツイートした。