天竜浜名湖鉄道は17日、アニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」とコラボレーションしたラッピング車両の出発式を「第3村」のモデルとなった天竜二俣駅(浜松市天竜区)で行った。大勢の鉄道ファンや作品のファンが駆けつけた。同市北区の女子大生(23)は「自分の好きなアニメが地元鉄道とコラボして、脚光を浴びるのは喜ばしいこと」と話し、カメラのシャッターを切った。

同駅が劇中の舞台として描かれ、映画公開後は聖地化。全国からファンが訪れている。同社広報は「(ラッピング車両の投入で)ファンの皆さんをお迎えする準備が整いました」と述べた。駅名を来年1月31日まで「第3村」(副駅名)とし、駅舎入り口やホームの看板を掛け替えた。同車両の通常運行は19日から。