自民党新潟県連の星野伊佐夫県議から2000万~3000万円の「裏金を要求された」と主張している泉田裕彦衆議院議員が、新潟県連会長の高鳥修一衆院議員宛てに星野氏の党員除名を求める申し入れ文書を郵送したことが10日、分かった。送付日は9日付。泉田氏の事務所は郵送した文書の中で、星野氏からの「裏金要求」のほか、星野氏が記者会見で事実を隠蔽(いんぺい)しようとしているなどとして、一連の対応を問題視している。泉田氏は、星野氏が虚偽発言を繰り返していると主張した上で「自民党員としてふさわしくない」と、除名を求めた。

一方の星野氏はこれまで、泉田氏が主張する「裏金要求」について「(泉田氏の)作り話だ」と否定している。【沢田直人】