日本維新の会の松井一郎代表(大阪市長)は1日、大阪市内で取材に応じ、死去した作家で元東京都知事の石原慎太郎氏を悼んだ。松井氏は「私にとっては本当に親分でした」と話した。

12年11月、元大阪市長の橋下徹氏と松井氏が率いていた日本維新の会に太陽の党を設立した石原氏が合流。その後、石原氏と橋下氏が共同代表に就任した。

松井氏は「経験が豊富な方で、日本の問題点も熟知されていた。われわれは地方の政治家なので、経験不足なところも多々あった。本当に丁寧に指導していただいた」と感謝した。

思い出深いエピソードとして「御大と呼んだら『御大と呼ぶのはやめろ』と言われた。『年寄りに聞こえるじゃないか』と。本当にタフガイな人なので、100歳ぐらいまではお元気だろうなと想像していたが、寂しい」と悼んだ。