岸田文雄首相は7日午前の参院予算委員会で、高騰するガソリン価格のガソリン税を一時的に引き下げる「トリガー条項」の凍結解除に向けて自民、公明、国民民主の3党幹事長が今週内にも協議すると、国民の榛葉賀津也幹事長が5日、発言したことについて、立憲民主党小西洋之参院議員から具体的な日程などが決まっているのか問われ「(3党で)これからも話し合いを続けていく。その話し合いの進め方については今後、調整していくことを確認した」とし、具体的な進展には至っていないとの認識を示した。

岸田首相は4日、公明党の山口那津男代表、国民の玉木雄一郎代表と会談したが改めて「特定の政策において何らかの結論を得たということではない」と述べた。トリガー条項を巡っては、国民が凍結解除を前提に衆院で22年度予算案に賛成に回り、立憲民主党や共産党などの野党から批判を受けている。【大上悟】