夏の参院選東京選挙区(改選数6)に東京都の小池百合子知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が国政進出を目指して設立した「ファーストの会」公認(国民民主党推薦)で立候補予定の荒木千陽氏が8日、東京・中野区で事務所開きを行い、小池氏も愛弟子の応援に駆けつけた。

選挙事務所はJR中野駅前の好立地で小池氏は「中野のみなさま方のご支援で素晴らしいロケーションの本拠地を設けることができた」とあいさつし、詰めかけた報道陣に対し「候補者は荒木でございます」と小池節で会場を沸かせた。かつて秘書を務めた荒木氏に「肝っ玉は100人分。行動力と発信力がある」などとエールを送り、小池氏の顔写真入りの為書きに毛筆で署名した。

小池氏から全面支援を受ける荒木氏は「政治に必要なのはスピード感。しっかりと暴れて、みなさんのために、必ずや我が国のために日本のために役立ち、ご恩返しさせていただきたい」などと決意を語った。

東京選挙区は全国屈指の激戦区で立憲民主党の蓮舫、公明党の竹谷とし子、共産党の山添拓、自民党の朝日健太郎の現職各氏に、アイドルグループ「おニャン子クラブ」の元メンバーで自民党公認のタレント生稲晃子、立民の松尾明弘、日本維新の会の海老沢由紀、れいわ新選組の依田花蓮ら新人各氏らが立候補を予定している。参院選は6月22日公示、7月10日投開票が有力視されている。