藤井聡太棋聖(竜王・王位・叡王・王将=19)に永瀬拓矢王座(29)が先勝した、将棋の「第93期ヒューリック杯棋聖戦5番勝負第2局」(産経新聞社、日本将棋連盟主催)が15日午前9時から新潟市西蒲区「高志の宿 高島屋」で始まった。先手後手は事前に決まっており、先手の永瀬先手2六歩。後手藤井はいつものように飲み物を口に含んで後手8四歩と、お互いに飛車先の歩を突いた。

開幕局は2回の千日手指し直しの末、永瀬が藤井を下した。第1局に続いて和服姿の藤井は、これまでタイトル戦で連敗したことがない。短期決戦で負ければかど番に追い込まれるだけに、巻き返したいところだ。

一方、スーツ姿の永瀬は本年度7連勝と絶好調。9日には渡辺明名人(38)への挑戦権を争う、第81期A級順位戦の開幕戦で豊島将之九段(32)を下した。5月には竜王戦ランキング戦1組も制し、勢いに乗る。藤井には一昨年の棋聖戦と王位戦、昨年の竜王戦と挑戦者決定戦で敗れた。今回タイトル奪取を狙う。

持ち時間は各4時間。正午から午後1時まで昼食休憩がある。午前10時と午後3時におやつが出される。決着は15日夜の見込み。