れいわ新選組は17日、参院選(22日公示、7月10日投開票)比例代表に天畠(てんばた)大輔氏(40)が特定枠で出馬することを表明した。天畠氏は14歳の時に医療ミスによって四肢まひなどの重度障害者となった。立命館大学大学院を経て、2019年に博士号取得し、現在は立命館大衣笠総合研究機構専門研究員などを務めている。「実現したいのは誰にでも居場所がある社会。経済的に苦しくないだけではなく、自分が必要とされている、居場所があると感じられる人間らしい生活ができる社会」などと出馬理由を説明した。

天畠氏は政党が優先的に当選人となるべき候補者とする特定枠での出馬を予定し、れいわ新選組は対象者は天畠氏1人としている。れいわ新選組は19年の前回参院選で重度の身体障がいのある舩後靖彦氏、木村英子氏の2人が特定枠で当選した。

これで選挙区5人、比例代表9人の計14人の立候補予定者が出そろった。山本太郎代表は「これで参院選を戦っていく。最大で8議席、最少でも3議席を目指していく。3は切れない」などと目標を示した。