19日に投票された東京都杉並区長選挙は20日、開票され、立民、共産、れいわ、社民の各党が推薦した無所属新人の岸本聡子氏(47)が、現職の田中良氏(61)、元区議の田中裕太郎氏(46)を破り、初当選した。野党系の新人候補者が現職を破った。

同区長選は、各党が候補者を擁立する予定の参院選(22日公示、7月10日投開票)の東京選挙区(改選6)の動向を占う前哨戦として、大きな注目を集めていた。

2010年から区長を務めてきた田中区長は4選を目指したが、果たせなかった。岸本氏と田中良氏の票差はわずか187票。

投票率は37・52%。