英国のエリザベス女王の国葬が19日、ロンドン市内にあるウェストミンスター寺院で始まった。ひつぎは、安置されていたウェストミンスター宮殿から運び込まれた。

ウェストミンスター寺院は1947年にフィリップ殿下(当時)と結婚式を挙げ、53年に戴冠式を行った思い出の場所。葬儀の前には96年の生涯に合わせ、96回鐘が鳴らされた。

日本からは天皇、皇后両陛下が参列。特に天皇陛下は1983年(昭58)から2年間、オックスフォード大に留学し、バルモラル城にも招かれるなど親交が深かった。このほか、米国のバイデン大統領、フランスのマクロン大統領ら、各国の元首や首脳ら500人程度が国葬に参列している。

エリザベス女王は今月8日、滞在先だった北部スコットランド、バルモラル城で96歳で亡くなった。英国の歴代君主として約70年、最長の在任期間となったが、激動の時代のなか、強い責任感を持って国民への奉仕へ生涯をささげた。英国内だけではなく、世界各国で絶大な人気を誇っていた。

英エリザベス女王国葬 ロイヤルファミリーや天皇皇后両陛下ら各国要人が最期の別れ/ライブ速報