将棋の永瀬拓矢王座(30)に豊島将之九段(32)が挑戦する、第70期王座戦5番勝負第3局が27日、京都市「ウェスティン都ホテル京都」で行われ、先手の永瀬が93手で豊島を破り、対戦成績を2勝1敗として、4連覇にあと1勝とした。

戦型は角換わり相早繰り銀。両者とも研究手だったのか、序盤から早いペースで進んだ。中盤に主導権を握った永瀬が鮮やかに寄せきった。快勝した永瀬は「指してみたい形の1つだった。全体的に判断が難しい将棋だと思っていました」と振り返った。

豊島は「準備が中途半端だった」と反省した。

第4局は10月4日に神奈川県秦野市で行われる。