第210臨時国会が3日召集され、岸田文雄首相が所信表明演説を行った。

岸田氏は、全国各地で相次いだ台風などの自然災害について「お亡くなりになられた方々に、哀悼の意を表するとともに、被災された全ての皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます」と述べた。その上で「線状降水帯による豪雨など、災害が激甚化、頻発化する中で、国民の生命、財産を守り、災害の被害に遭う方を一人でも減らすことは、我々の使命。中長期的かつ継続的に、防災・減災、国土強靱(きょうじん)化に取り組みます」と強調した。

また、21年の福岡に続いき静岡で起きた、バスに園児が置き去りにされて亡くなった事件について「2度とこうした悲劇を繰り返すことがないよう、送迎バスの安全装置の義務化と支援措置を含む、緊急対応策を講じてまいります」と話した。