トイレのふたを開けたら、便器でヘビがとぐろ!? 長崎県佐々町のアパート2階にある住宅の便器内から巨大なヘビが発見された。ヘビは南米に生息する体長1メートル55センチ、体重1・89キロの「ブラジルレインボーボア」。外来種だが飼育許可などは必要なく、ペットショップなどで販売されている人気のヘビだ。

長崎県警江迎(えむかえ)署によると、2日の午後4時ごろ、住人の40代男性が自宅アパートの洋式トイレのふたを開けた際に発見。110番通報して警察が駆けつけたが、ヘビの危険度など確認出来なかったため、そのままふたを閉めた状態で翌日まで放置した。3日午前に専門業者に依頼してヘビを確認。毒性がないなどの安全が確認されたことから、遺失物として捕獲し、警察に届けられた。

署では「昼すぎに居住者の男性が用を足してふたを閉め、再び午後4時ごろに用を足そうと再びトイレのふたを開けたら便器内にとぐろを巻いていた」と説明。ペットとして飼われていたヘビが逃げたとみて、飼い主を探している。ケガ人などはいない。

5日午後0時半すぎ、同じアパートの1階に住む男性が飼い主であることを名乗り出て、返却された。飼い主が風呂場でゲージを洗う際に、ヘビを浴槽へ移動。作業中にヘビが浴槽から逃げて、隣にあったトイレの部屋の中へ。便器奥にある壁の隙間に入りこんだが、狭くて手が入らず引き戻すことが出来ずに数日が経過していたが、今月1日の夕方に姿が見えなくなっていることを確認した。同署は「トイレの排水と同様の形で流れていき2階の住宅トイレの便器にひょこっと顔を出したということ」とし、ヘビが水場を求めて便器内に入ったとみている。