高市早苗首相は27日、特別国会閉会を受けて総理官邸で約1時間にわたり記者会見した際、記者から直近の内閣支持率の大幅下落に関して見解を問われる場面が複数回あった。

高市首相は、「内閣への評価は国民のみなさまがなされるもの。私の立場から結果や要因についてコメントすることは控えます」とした上で、「数字に一喜一憂することなく謙虚に真摯(しんし)に、国家国民のためにこつこつ仕事をしてまいります」と述べた。支持率低下の一因に物価高対策を挙げられると、昨年末に成立した25年度補正予算を持ち出し、「今、執行中で、徐々に成果はみなさまのお手元に届いてくる」と主張。「(日本が)G7の中でいちばん低い物価上昇率で、G7の中で最も高い実質賃金の上昇率を実現していることはしっかりお伝えしたい」と、訴えるひと幕もあった。

別の記者に内閣支持率の下落について問われた際には、「支持率低下ということで、厳しい質問もたんといただいておりますが、一喜一憂することなく、さまざまなお声をうかがいながら国家国民のために謙虚に真摯に仕事をしていくだけでございます」と、「一喜一憂せず」を繰り返した。

一方、会見に先立ち行われた27日午前の衆院予算委員会では、中道改革連合の階猛幹事長に支持率下落の要因を問われた際、「原因については分かりません」と発言。「一つ一つの世論調査の結果について、下落している原因というものを、私自身が分析することは困難でございます」「(世論調査には)政策に関する問いなどがございますので、そういったものについては十分に国民のみなさまのお気持ちとして参考にさせていただいております」と述べたが、「原因については分かりません」というストレートな言いぶりには、SNS上などでも疑問の声が出ていた。

記者会見で語った「(数字に)一喜一憂しない」というフレーズは、歴代の首相も使った言い回しで、予算委の発言から、微妙に変化した格好となった。