藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)が史上最年少6冠を目指して渡辺明棋王(38)に挑戦する、将棋の第48期棋王戦コナミグループ杯5番勝負第1局が5日午前9時から、長野市「長野ホテル犀北館」で始まった。

開始から1時間過ぎは角換わり腰掛け銀で66手も進むハイペースとなった。先端を開くと一転、前例を離れてペースが落ちた。

正午からは1時間の昼食休憩。先手の藤井が「信州そば定食」。実は前日会見で「信州と言えばおそばというイメージがあるので、おそばを楽しみにしています」と話した通りの注文となった。後手の渡辺は「季節の会席弁当」だった。

午後1時、対局は再開され、藤井が9筋から攻めかかった。

持ち時間は各4時間。5日夜には決着の見込み。