村神さまの鶏もも肉、つば九郎の玉子焼き串~! プロ野球東京ヤクルトの本拠地・神宮球場に14日、外野エリアの飲食ブース「築地場外市場」が開店する。

14日は千葉ロッテとのオープン戦が開催され、東京・築地場外の老舗の玉子焼き「つきぢ松露(しょうろ)」と鶏肉と鴨肉の専門店「鳥藤(とりとう)」を中心に「築地のうめぇもん」がプロ野球デビューする。

神宮球場の外野エリア売店は14ブースあるが、そのうちの2ブースが今シーズン入れ替えとなり、昨年末にタイミングよく「食の宝庫」築地場外が神宮球場と出店契約を結ぶことができた。

商品のネーミングも面白い。村上宗隆内野手(23)の2年連続三冠王を念じて「ここまで飛ばせ!三冠王獲り(鶏)もも塩焼き」とのメニュー名でガブリと豪快にかぶりつける鶏もも肉をこんがり焼いた。パリッとした皮で中身はジューシー。日本記録の50ホールドを持つセットアッパーで足立区出身の清水昇投手(26)をイメージして、鶏から揚げにタルタルソースをかけたご飯メニューの「今日も安定!満腹東京チキン南蛮丼」となった。

つば九郎のカップに玉子焼きの串刺し2本セットはカップル観戦にももってこい。田口麗斗投手(27)の背番号「34」の語呂からサンショをフレーバにした焼酎ハイボールはピリリと辛みの効いた傑作だ。青果「藤本商店」の選んだフルーツもりだくさんの「築地場外ホームランサワー」、水産加工品「魚がし北田」の甘~いシラスが玉子焼きとコラボした丼もある。築地場外総力戦という印象だ。

松露の齋藤賢一郎社長は「まだまだこれから。築地の名店のいろんなおいしいものをメニュー化して紹介していきます。楽しみにしていてください」と力こぶをつくった。【寺沢卓】