ガーシー容疑者の代理人を務める高橋裕樹弁護士が14日までにYouTubeチャンネルを更新。同容疑者の旅券返納に関する“真相”を明かした。

高橋弁護士は、ガーシー容疑者の旅券紛失をめぐるさまざまな疑いや憶測の声に言及。ガーシー容疑者は今月10日に行ったインスタライブで旅券を紛失したと話していたが、高橋弁護士はこのライブ配信前に同容疑者から「(旅券を)本当に失くしてしまったんです。どうしたらいいですかね」と相談を受け、在ドバイ日本総領事館に連絡をしたと説明した。

続けて、「返納する気はあったけど、紛失した」と主張することで、故意犯(罪を犯す意思をもってした行為によって成立する犯罪)となることを免れようとしているのではないか、とする“アリバイ作り”説については、「『ガチで紛失した』って言ってるだけでしょという話ならアリバイ作りなんでしょうけれども、現に僕は総領事館に連絡しているし、4月12日にドバイの総領事館に行っています」として、きっぱりと否定した。

旅券に添付されているビザを失うことを避けようとしているのではないかとの憶測については、「東谷氏自身はパスポートにビザがついているんじゃなくて、ゴールデンビザのカードを持っています。ですのでパスポート失くすことはゴールデンビザと何の関係ありません」と説明。また、旅券が失効しても、滞在に必要なドバイのゴールデンを取得しているため「不法滞在にはならない」とした。

旅券を身分証明証代わりとして今後も使用するために返納を回避したとの説については、失効した旅券を使うことでも同じく旅券法違反になるため、「同じ罪を犯すのか、あえて?」と疑問を投げかけ、「これらは僕からすると的外れな指摘」だとし、「東谷さんは国の旅券返納命令に応じようと思ったところ紛失していたので、紛失届を出すことによって失効させた」とまとめた。