岸田文雄首相の和歌山市での演説会場で筒状のものを投げ込み爆発させたとして威力業務妨害容疑で現行犯逮捕された兵庫県川西市の木村隆二容疑者(24)の地元では、15日夜、驚きの声があがった。

自宅は一戸建て住宅で2階建て。地元住民の話によると、地元で小学、中学、高校まで通っていたとみられ、近隣住民は「おとなしい子だった印象がある」などと声をそろえた。

身柄を押さえられる様子がニュース映像で流れており、その際の若い男性の服装に「ああ、いつも、ああいう風な服を着ていたな。同じだなと思った」などと話す近隣住民もいた。

ただ、付近の住民の中には「友達が遊びに来ているのはあまり、見たことない」という声もあり、近年は、付近との付き合いも疎遠になっていた様子。隣家の住人も「いや、知らん…」と話すにとどまった。【阪口孝志】