立憲民主党の原口一博衆院議員(63)が25日までに、悪性リンパ腫と診断され治療を受けていることを、自分のツイッターで公表した。

22日夜に投稿したツイッターの音声配信では、今年1月末にびまん性大細胞型B細胞リンパ腫と分かり、現在は投薬治療を続けているなどと説明している。

最初は昨年暮れぐらいに、「喉がかわいたり、声が出にくい」などの自覚症状があったという。1月になって喉が痛くなり、食べ物でやけどしたと思って病院に行ったところ、左のへんとうが腫れるなどしており、検査の結果、ステージ2の悪性リンパ腫と診断された。現在は3週間おきに投薬を受け、「5月末から6月初めに終わる予定」と説明。「食欲もあり、普通に活動できて、国会にも行けている」と順調な様子だ。薬の影響で髪は抜けた。統一地方選後半で各地を回ると吐き気があり、医師から「やりすぎです」と指摘されたという。

病気については、周囲や母親らに心配をかけたくないと「ずっと黙っておこうと思っていた」。しかし病気を伏せるために一時着けていたウィッグがずれることがあったり、医師からの助言もあって、「同じような病気で頑張っておられる方々に、少しでも参考や励みになればと」公表することにしたという。「みなさん、黙っててくれたんです。髪おかしいねとか言う人は1人もいなかった。国会でも」などと、支えてくれる周囲への感謝も重ねた。

一方で「結構、前向きにやってないんです」とも話している。病気の判明以来、闘病日誌を収録し続けているそうで、「不安をそこにはき出して、人には言わないとやってきました」。25日朝には、2月1日に検査に行った際の日誌も公開した。