藤井聡太名人が、将棋の第81期名人戦を制して20歳10カ月の史上最年少での名人と7冠を達成したことを受けて、「藤井銘柄」ともいわれる企業などの株価は2日、終値が前日比で軒並み上昇した。

将棋の「叡王戦」を主催し、藤井とスポンサー契約を結ぶ大手食品メーカー「不二家」は、2493円で前日比36円高。同様にサントリーも藤井とスポンサー契約を結んでいるが、サントリー食品インターナショナルは、前日比50円高の5290円だった。

また、「アベマ将棋チャンネル」を放送するサイバーエージェントは、前日比44円高の1028円。「囲碁・将棋チャンネル」を放送するスカパーJSATホールディングスも、前日比6円高の526円だった。

一方、藤井名人と同じ名字の電設資材・電気機器商社「藤井産業」(栃木県宇都宮市)は、前日比11円高の1720円だった。

株価上昇と藤井名人の快挙の直接の影響は関連づけられないものの、「藤井銘柄」の株価も、おめでたいニュースに上がり調子になった格好だ。