岸田文雄首相は5日、次期衆院選で小選挙区定数「10増10減」に伴う候補者調整を巡って、「公明党の山口(那津男)代表と自公の連立政権を揺るがすことのないよう、ていねいな対応をしていくことで一致した」と、これまで通りの方針を強調した。

今国会の会期末となる21日にも解散に踏み切る可能性が浮上する中で山口氏は「抜き打ちで解散することはないと信じている」と語った。自民党の茂木敏充幹事長は会見で青森県知事選(4日投開票)が保守分裂選となったことで次期衆院選への影響について問われ、「あんまり先走らない方がいい」と、くぎを刺した。