背筋を伸ばした二本足で直立する立ち姿の美しさから2005年、社会現象になった千葉市動物公園(千葉市若葉区)の雄のレッサーパンダ「風太」が5日、20歳の誕生日を迎え、同園で誕生日を祝う記念セレモニーが行われた。

通常なら水曜日は閉園だが、この日は、風太のために臨時開園となった。1000人以上が観覧エリアを訪れ、風太の様子を見守った。

風太は当初、小屋の中で休んでいたが、飼育担当者から好物のリンゴを与えられると、小屋から顔をのぞかせて小屋から出てきた。観覧していた人から歓声が上がった。風太は、用意された、メロンなどのフルーツをあしらった特製のバースデーケーキには手をつけず、小屋の周囲と飼育エリアの中を行ったり来たりしながら、マイペースの様子をみせた。現在、健康状態には問題ないという。

風太には、神谷俊一市長から「貴方は愛らしい立ち姿で全国民に大きな驚きと感動を与えてくれました」などと記された、特別感謝状も贈られた。

レッサーパンダの20歳は、人間なら80歳以上に相当する。また、レッサーパンダは絶滅危惧種に指定されている動物だが、神谷市長によると、風太の子どもを含めた子孫は5代にわたり計78頭にのぼり、全国で活動しているそうだ。【中山知子】