自民党女性局長の松川るい参院議員(52)は1日、党女性局の海外研修でフランスを訪れた際の様子を、エッフェル塔の前やリュクサンブール宮殿内で撮影した写真とともにSNS上にアップして「観光旅行ではないのか」などと炎上している問題についで「大変軽率だったと反省しています」と述べた。自民党本部で報道陣の取材に語った。

松川氏は「研修自体は有意義だったと思う」「有意義な意見交換ができた」と、研修は「有意義だった」とした上で「発信について不適切なものがあった。多くの誤解をされたことについて反省しています」と述べた。

自身のSNSに、エッフェル塔の前で参加者2人とともに、手で塔の形のまねをしたポーズでの写真を投稿(現在は削除)したことが、炎上のきっかけになった。エッフェル塔前での記念写真をアップしたことについては「(自身の選挙区の)大阪の地元の方と撮ったものが、あの写真しかなかった」と釈明。「(参加者にも)迷惑をかけた。大変軽率だったと反省しています」と語り、削除をしたのは「誤解をされてはいけないし、本意ではない。それは本意ではないので削除をしました」と述べ、「誤解をされないこと」を理由にした。

研修で得た成果は「政治家として政策として実現したい」と訴えた。

松川氏は「これ以上この話を長引かせ、研修の定義についてこれ以上マスコミの報道で疑問を持たせるのは本意ではない。これで終わりにさせていただければ」と語った。今回の問題で党側から注意があったかどうかを問われると、小渕優子組織運動本部長から注意を受けたことを明かした。「投稿については以後、しっかり気をつけていきたい。ご迷惑をおかけした皆さまには申し訳なく思っています」と話した。