大型スポーツイベントの勝敗占いで知られる、那須どうぶつ王国(栃木県那須町)の「ヨウム」のオリビア(雄、18歳)が「勝利」と予想していた、なでしこジャパンの準々決勝。準決勝進出に向けた願いは、あと1歩届かなかった。

インコの仲間「ヨウム」のオリビアは、9日に同所で行われた準々決勝の勝敗占いで、なでしこジャパンの勝利を予想していた。いったんスウェーデンの小旗を口にくわえたものの、すぐに日本国旗を選び直して飼育員の手のひらに乗り、見守っていた来園者から大きな拍手を受けていた。

那須どうぶつ王国によると、オリビアは今大会、準々決勝までの日本の4試合中、3戦の勝利を的中させ、なでしこ同様に好調をキープしていた。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、世界一になった侍ジャパンの7戦全勝をすべて的中させる快挙を達成しており、今回もオリビアの「お導き」に期待が寄せられていた。

オリビアの勝敗占いは、2014年のサッカーW杯ブラジル大会から始まった。この日の試合を含めると、計66戦中35戦で、日本の勝利を的中させている。勝率は53%。

今年はラグビーW杯などの大型スポーツイベントが今後もめじろ押し。オリビアの占いはこれからも注目されそうだ。【中山知子】