東京・神宮外苑地区で進む再開発事業の見直しを求める市民ら60人が5日、新宿区役所前に集まり、事業者側が先月28日に区に提出した樹木伐採許可申請を許可しないよう声を上げた。
サザンオールスターズ桑田佳祐が2日にラジオで発表した、再開発に対する疑問や憂いを歌詞に託した新曲「Relay~杜の詩」を参加者全員で歌ったほか、歌詞の一部のフレーズを記したボードを掲げ、再開発に反対の意思を示す人も目立った。
事業者側が先月、区に提出したのは、神宮第2球場解体に伴う追加分の中高木24本と、移植作業の通路確保のための軟式野球場の大木1本を加えた計25本で、区側は申請を受理している。事業者側から区に樹木伐採の許可申請が出されるのは、今回が2度目。今年2月に提出された最初の伐採許可申請は、すでに許可されている。
新宿区在住で、この日の活動の呼びかけた大沢暁さんによると、25本に関して早ければ8日にも許可が出される可能性があるとしており、許可を出さないよう求めた吉住健一区長あての要望書も、区に提出した。
大沢さんらは7月25日、新宿区に対して樹木伐採許可の取り消しを求めた訴訟を起こしている。【中山知子】

